ソラシドエアでは全便においてANAとコードシェアという共同運航をしているわけです。具体的にはソラシドエアの飛行機と人員、サービスを使うわけですが、ANAとソラシドエアとで別々に座席を販売しているということになります。コードシェアという形の共同運航をすることによってソラシドエアやANAにとってそれぞれどういうメリットがあるのでしょうか。
ソラシドエアだけでなくANAも販売することで、席が埋まる可能性が出てくる
ソラシドエアは一時期経営不振に陥ったことがあって、その関係でANAが支援をしているという側面があります。ソラシドエアとしては自社単独ではさばくことができない席をANAに売ってもらうことによって席を埋めることができるわけです。同じ便でソラシドエアが販売している席とANAが販売している席があるということです。ソラシドエアとしては席が埋まることによって経営が安定してくるという側面があります。
ANAはコードシェアをすることで便数を確保することができる
ANAはソラシドエアが就航している都市に関して、わざわざ自社便を就航しなくても、コードシェアをすることによって便数を確保することができます。ANA経由で予約をしたということであれば、ANAのマイレージサービスにおいてマイルを貯めることができたりします。これはソラシドエア経由で予約をした場合にはマイルを貯めることができませんので、そこのところは注意をするべきポイントです。
ソラシドエアとANA双方ともメリットがある
ソラシドエアの便というのは全てにおいてANAとのコードシェア便で、サービスは全てソラシドエアに合わせた形になるわけです。双方にとってメリットがあるからこそ、こういう形で運行をしているのでしょう。